イベント報告2018
CS9 研修会 開催報告
開催学会 | 第14回 中四国放射線医療技術フォーラム |
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日時 | 2018年11月3日(土)、4日(日) |
場所 | JMSアステールプラザ(広島県広島市) |
アンケート結果 | こちらのPDFをご覧ください |
今年のCS9研修会は、11月3・4日に広島県で開催された中四国放射線医療技術フォーラム内の日本診療放射線技師会特別企画として、「立場が違えば意見も違う 働きやすい環境とは?~アンケートから見えたもの~」を開催しました。
この研修会に先立ち実施した、妊娠・出産に関するアンケート(女性・男性用)の総回答数は678、そのうち鳥取県は34(女性:20・男性:14)でした。ご協力をいただいた皆さまには、改めてお礼申し上げます。
研修会では上記のアンケート結果をもとに、社会保険労務士の木山先生よりご講演いただきました。アンケート結果のデータ量も多く、また、社会制度や法律にも触れたとても内容の濃い研修会となりました。最後にディスカッションの時間を設けていましたが、多くの方が発言しようとしてくださり、関心の高さを感じました。時間の関係で十分なディスカッションを行えなかったのが残念でした。
事前アンケートでは、妊娠・出産・育休・復職における男性技師、女性技師のリアルな声が集まりました。各々の捉え方のズレや考え方の違い、そして現状を知り、働きやすい環境を考えるための貴重なデータと考えます。CS9研修会の開催報告とともに、事前アンケート結果報告をいたしますのでご覧いただけると幸いです。
CS9鳥取県実行委員 森 美映子
門村 恵利
第8回 鳥取ピンクリボンフェスタ ~乳がんを知って検診に行こう!~
日時 | 2018年10月20日(土)13時~ |
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場所 | イオンモール鳥取北 1F セントラルコート |
今まで予約制であった乳がん検診(余った枠は、会の後半でオープン枠に変更)を、今回は完全オープンの先着20名で行った。その結果、開始45分程度で全ての枠が埋まり、乳がん検診(マンモグラフィ)への関心の高さが伺えた。
マンドリンミニコンサートでは、11名の奏者による演奏が行われ、買い物客が足を止めて聞き入る姿が多くみられた。
去年盛況だった骨密度測定が実施できなかったのは残念だったが、バルーンアートは相変わらずの人気で、子供たちが目を輝かせながらバルーンを手にする姿が印象的だった。
木村晃史(鳥取県立中央病院)
第2回 東部地区研修会
日時 | 2018年10月18日(木)18時30分~ |
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場所 | 鳥取生協病院 |
参加人数 | 20人 |
「当院のCT・MRI撮影について」
発表者:田村登志雄(岩美病院)
岩美病院のCT・MRI撮影におけるプロトコルの紹介を兼ねて、他院との意見交換を行いました。CTに関しては、通常造影検査の撮影開始時間についての協議がありました。MRIにおいては、岩美病院では撮像部位別にシーケンス表を診察室に配置しているとのことで、そのことについても複数施設間で活発な意見交換が行われました。MRIでは疾患によってどのシーケンスで撮像するかが重要なため、病院ごとに取り組みに違いが見られました。
「軽量ポータブルX線撮影装置AQRO(FUJIFILM社製)の使用経験」
発表者:木下悟志(ウェルフェア北園渡辺病院)
軽量ポータブルX線撮影装置AQRO(FUJIFILM社製)の使用経験に関して、動画も交えたスライドで説明して頂きました。使用経験を発表するにあたり動画が加えられていると、聞き手が装置の動きや大きさなどをイメージしやすく、とても有効的であると感じられました。また、細かい仕様に関しても活発な質疑応答がありました。
「CTの低管電圧撮影の導入に関して」
発表者:前田哲生(鳥取県立中央病院)
CTの低管電圧撮影に関して、論文を参考に基礎検討を行い、その中で分かったことや課題を報告してもらいました。今回の結果から得られたデータを元に、撮影方法などを臨床に落とし込もうとのことでしたので、今後の報告に期待したいです。
意見交換をすることで、施設ごとの工夫を知ることができました。多角的に見るためには、他施設の意見は大変貴重なものであることが改めて分かりました。同じような悩みを持ちながら業務を行っている場合もあるかと思われるので、技師会を通じて意見交換を活発に行っていきたいものです。
また、何かを検討する前には、必ず論文を参考にします。より理解を深めるための手段として、非常に有効な取り組みだと思います。
これからも皆さんと協力しながら技師会を盛り上げていけたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
上山忠政(鳥取県立中央病院)